京本大我くんの『SUNRISE』について考えてみた話。【自己満】
まずはじめに。
京本大我くん作詞作曲のSUNRISEを少クラでフルサイズで聴かせてください!!!!
京本大我くんがこの夏、所属するグループSixTONESの単独公演で自身が作詞作曲したというソロ曲を披露しました。曲名は「SUNRISE」。日の出。
自分の選択が正しいか悩んでる人とか自分の新しい挑戦に勇気が出ない人の背中を押すために作った。
自分の実体験も含んでいる。(2年前に出演した初めての外部舞台『エリザベート』の時に自暴自棄になってしまったことが。そんな時にミスチルなどの背中を押してくれる楽曲や周りの人に救われた。だから自分も皆さんの力になりたい。)
周りの目を気にしすぎて夢を諦めそうになったとき、自分の決めた選択が正しいか悩んだとき、芯の部分を思い出して前を向けたらいいなと思って作った。
自分は流行りのサウンドじゃなくてストレートな音楽を作りたい。悩みや不安を持ってる人の背中を押せる曲を作りたい。
彼は3日間7公演を通じて、SUNRISEを作った経緯や背景について色々語ってくれました。
エリザベート。わたしは2015年に彼がルドルフ役に抜擢された時は全くファンではなかったので、オーディションに合格して役を掴み取っていた経緯など知りませんでした。知ったのは彼のファンになって雑誌を読んでから。(一般の知識なんてそんなもんなんだろうなぁ……)
わたしみたいになんでジャニーズJrが帝劇のエリザベートという舞台でルドルフ…?二世だから…?と思った人は一定数いたと思うし、きっとその時に浴びせられた辛い言葉や視線は相当なもので、それに加えて初めての大舞台、大役へのプレッシャー。自暴自棄になるのも無理はないよな……と。(役も役だけに。)
それでも彼は舞台に立ち続けて、2016年の再演時には「DVDに京本ルドルフが入らないなんて悲しい」「京本ルドルフとてもよかった」というミュージカルファンの方の意見をたくさん見かけた。努力することを諦めず、投げ出さなかったから。
彼の本当の強さを見せつけられた気がしました。
本人は自分のことを臆病だと言っていたけれど、彼自身の中に秘められている意志はとても堅いものなんだろうな。そして自分自身の心の中で思い描いている夢や将来像をとても大切にしているんだろうなと思います。
さて、ここから今回披露されたSUNRISEについて書こうと思います。(前振りが長い)(毎回恒例)
まず歌詞はこちら。
ここからはわたしの勝手な解釈です。タイトルにもある通り自己満です!!!!
- 曲が全編ハ長調
歌詞を載せたくせに歌詞から触れなくてごめんなさいwwwでもどうしてもまずはここに触れたかった。ハ長調の曲でまっすぐ勝負してくれるなんて思いませんでした泣いた。今どき「ドレミファソラシ(ド)」のたった7音で勝負してくれるなんて……『ストレートな音楽を作りたい』と言った彼の言葉に嘘はなかった。その言葉通りドストレート、ド直球だった。(前作のTearsは変ロ長調?音楽の専門用語とかそのあたりは全然詳しくないから合ってるか不安……もし間違ってたら指摘おねがいします……)
SUNRISEでピアノの黒鍵は一切出て来ません!!
ハ長調の曲は素朴だけど、純粋さやまっすぐさが伝わって来てほんとうに大好きなんですよね!!わかりますかァ!?!?(圧倒的主観)
ちなみにハ長調で代表的なのものはスピッツさんのチェリーとか、ミスチルさんのTomorrow never knowsとか。ハ長調最高!!
- 曲中にアカペラ部分を作っている
これほんとうにすごいことだと思うんですよね。もちろんギター一本と自分の声だけで挑んで来たこともすごいことだと思いますけどね!!
Bメロを歌い終わるところでキュイッという音を立ててギターの演奏を止める彼。(この止め方してたの最終日だけだったかな……?)EXシアター内が静寂に一瞬包まれて何が起こるのかと思ったら、すぅ……っと息を吸ってアカペラでサビを歌い出す。そしたらスポット以外の舞台照明が暗めになって(スポット以外は落ちてた気が)、ずっと彼を照らしていたスポットライトがより一層際立って。(泣ける)(泣いた)(号泣)
『間違ってないって言い切った確信に
実はすこし隠れてる迷いと不安を
抱きしめてあげられるのはきっと
僕自身だけなんだ』
そこで歌ってる歌詞がこれです。EXシアターで1人舞台に立って伴奏もなく声だけで届けたいと思ったのかな?彼が一番伝えたいのはここだったんじゃないかな?わたしはそう感じました。これが実体験含まれてるって思うとさらに涙涙。たまらないです。止まりません。
あと順番前後しますけどAメロ最後の『逃げ出したくないから』もアカペラなんですよね。そこをアカペラで歌うことですごく意志の強さを感じました。
臆病な自分ではあるけれど思い描いている夢や自分で決めた選択を投げ出したり途中で無責任に放って逃げ出すことはしたくない、という強い決意や意志が伺えます。
この歌詞に出てくる『僕』は、少し怖がりで臆病なところもあるかもしれないけど、心の芯の部分はとても強い人なんだなあと感じました。
- 歌詞のワードチョイスが天才
これは思った人多いんじゃないかな!?後ろのスクリーンに歌詞を映し出す、ということは歌詞も相当こだわって書いたんだと思う……。声でも言葉でも、耳から目から、たくさんのところからこの曲を感じて欲しかったのかな……。
たとえばなんですけど(突然)、「希望」と「潜む影」、「臆病」と「勇気」、「確信」と「迷いと不安」。この言葉たちって全て対になってると思いませんか?言葉を対にして歌詞に入れてるなんて天才。あー、、天才、、(しみじみ)
あと個人的になんですけど言葉選びが好きだなあと。「(青いままの)夢」に色を塗るってなんか素敵ですよね。発想も、言葉選びも。
ここからは気になった歌詞の部分を掘り下げていきます。たくさんありますけどとても気になったのは二箇所。
まずは『あの日の僕も許さないだろう』という歌詞。この歌詞を見た時、なんであの日の僕「も」なんだろう?と。あの日の僕は、ではダメなのか?何が違うんだ?と思ったので考えてみました。
あの日の僕「も」ということは、今日の僕「も」、未来の僕「も」。『殴り書きした青いままの夢(でさえ、ですら)も色塗りもせず胸の引き出しにしまう』のは『許さない』ということになるのではないのか。
自分の決めたこと、自分が正しいと思っていること、夢に向かって歩き出すことに迷いや不安を感じていた臆病な『あの日の自分』にとっても『今の自分』にとっても、夢はとても大切で疎かにしていないということなのかなあ……って思うんですけどどうですか?(誰に聞いてる)けっこう最初の方に書いた彼の人柄と重なるから、歌詞に出てくる『僕』は京本大我本人で間違いないんだろうな。
もうひとつは『ただ強く翳すんだ』の意味です。これ目的語がないんですよね。だから何を翳すかによって意味合いが変わってくると思うんです。
まずは翳す、という言葉が持つ意味について。翳すには①頭上や顔のあたりに手やものをさしかけて光を遮る。②手に持って掲げる。の2つの意味がありまして。このどちらかによってもだいぶ意味が変わるよね。どっちですか!?大我くんはこのブログを見つけて拾って読んだらどこかで語ってくださいお願いします。(そんなことはない)続けます。
①の意味で翳すをとると、「手をさしかけて光を遮る」→「手をさしかけて太陽を遮る」ということになる。この歌詞に出てくる『僕』にとって太陽って希望を指し示してくれるとても大きな存在だと思うんです。そんな太陽を遮るということは、これからは大きな存在には頼らないで自分1人で、独力で生きていくんだ!!という『僕』のとても強い意志を感じました。
②の意味で翳すをとると、「手に持って掲げる」→「夢を手に持って太陽に掲げる」ということになるのかなあ……と。希望を指し示してくれる、そんな大きな存在の太陽に「僕はこれからも夢を諦めないよ。これからも僕のことを見ててね。」と言っているような、そんな気がします。
どっちでもいいよねえ……それともさらに違う意味があるのかな?とも思うんだけどどうなんですか、教えてください。夜も眠れません。助けて。(盛りましたごめんなさい)
はー!!考えれば考えるほどこの曲が深すぎてどんどんハマっていく……。22歳の京本大我さん。こんな素敵で、綺麗で、純粋で、まっすぐな曲を書いてくれて歌ってくれてありがとうございます。
そんなSUNRISEを聴いたことがない方、聴いて見たい方、聴きたかったけど聴けなかった方。
ぜひ少クラにリクエストをお願いします!!!!
声があれば、声が大きければ絶対叶うと思います。信じてます。
ここまで3800字超えらしいです。読んでくださってありがとうございました!!!!
※2017.08.18
少し文章を編集、そして一部書き加えました。また書き換えたりした際にはお知らせします。